健康

かあさん、腸の話をするよ

かあさん、体って面白いよねー。

俺は勉強は嫌いだけど、体については興味津々なのよー。

なんだろねー。

本もほとんど読まなかったのに結構読んでるだろ?

一回読んだだけじゃ頭に入らないけど(笑)

じゃあ、今日は腸についてちょっと話すよ。

❶腸内環境の悪化は万病の元

まずな、健康を語るのに、「腸内環境を良くしよう」ってよく言うよねー。

でも、俺なんかはそんなに深く考えてなかったよ。
「ヨーグルト食べとけばいいや」とか、その程度。

でもな、「腸内環境を良くする」ってのは、凄ーく大事なことで簡単に考えちゃいけないんだぜ、かあさん。

まず、腸は小腸と大腸があるね。

小腸では、胃で消化された食べ物の栄養素を吸収するんだ。

そして、大腸で便がつくられるんだな。

そしてここからが大事なことで、腸の状態が全身と心の健康に影響してるってことだ。

どういう事かと言うと、肥満、糖尿病とかの生活習慣病、がん、便の不調、免疫力の低下、ストレス、うつ病とかこんなものじゃ済まないぐらい影響するんだ。

これを聞いたときは、凄い衝撃を受けたね!

❷腸内細菌がうじょうじょ

それで、腸内環境に大きく関わっているのが腸内細菌だよ。聞いたことあるよな、かあさん。

じゃあ、腸内細菌って何なのか言えるか?

以前の俺なら、言えなかったな(笑)

ビックリしたんだが、腸内には約1000種で約100兆個の腸内細菌がいるんだってよ!

そんで、それらの腸内細菌は3つの菌に分別できるらしい。

それが、善玉菌悪玉菌日和見菌(ひよりみきん)だってよ。

かあさんも、善玉菌とか悪玉菌て言うのは聞いたことがあるだろ?

文字通り、善か悪かだわ。

じゃあ、日和見菌って何だよってことだ。

それはなー、善でも悪でも無いってことだ(笑)

でも、日和見菌は、善玉菌と悪玉菌の優勢な方の味方をするんだってさ。

この三つの菌の理想の割合は、

善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7

なんだってさ。

悪玉菌も居ていいのかって?

悪玉菌が増えたりすると、腐敗活動とかして毒性のものがつくられたりするから良くない。

でも、ある程度居ないと食物の分解とか有益なことにも関わっているから必要なんだって。

要は、腸内細菌のバランスが大事ってことさ。

❸腸内環境のバロメーター

理想の腸内細菌のバランスと言っても、そんなもん見れるわけじゃないんだからわからんよな。

そのバランスも人によってさまざまだし。

でも、「理想のバランス」ということは、それに近ければ体調も良く健康でいられるということになるな。

それで、腸内環境のバロメーターになるのが便だ。

快適な排便した時は気持ちいいだろ?

その快感はなんとも言えないよな。

俺は、たくさん食べないようにしてるけど、毎日大量な便が出るんだ。

それは、爽快で本当に気持ちのいいものだよ。

汚いなんて言うな!大事なことだぞ。

便は約80%が水分で、残りは食べ物のカス、はがれた腸の粘膜、腸内細菌の3つでほぼ同じ比率らしい。

これも、初めて聞いたときは驚いたなー。全部食べ物のカスかと思ってたから。

そんで、その便でどうやって判断するかだ。

いい便は次のとおり。

  • 表面がなめらかでバナナ状が理想(少々のヒビが入っているのはまあまあ。コロコロ状は便秘ぎみ)
  • 色が黄褐色(黒とか赤っぽいなら病気に注意)
  • きつい匂いがしない(悪玉菌が多くなるときつくなる)

簡単に言うと以上だ。

理想の便なら、いきまなくてもスルッと出てくれる。量にしてバナナ2~3本ぐらいだって。

こんな排便が毎日(毎日でなくてもいいが)続くなら、腸内環境はほぼいいってことになるぜ。

❹腸と脳

腸内環境が悪いとあらゆる病気になったりすると言ったけど、腸と脳の関係が影響してるんだ。

それぐらい、腸と脳の間には密接な関係がある

たとえば、人前に出るときに緊張して、お腹の調子が悪くなるとか聞いたときあるんじゃない?

いわゆる、ストレスとかが腸に悪影響を与えたりする。

その逆もあって、腸内環境がいいと脳に良い影響を与えたりする。

このようにお互いの調子によって良し悪しが出るってことなんだ。

腸は脳の指令を受けなくても単独で動くことが出来るんだってさ。

だから、「腸は第二の脳」とも言われている。

腸が脳や心をあやつると言ってもいいなー。

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どうだった?かあさん

難しかったか?

腸内環境には、腸内細菌と脳や心の状態が影響してるってことだよな。

そんで、腸内環境のバロメーターとして日頃から便を良く観察しろってことだ。

簡単なことだから、頼むぜ!
なっ、かあさん。